髪を切る

 そろそろ友人の結婚式も近いので、髪を切ろうかと思い立ったところ、嫁が切りたいと手を上げる。なかなかおもしろそうなのでやってもらう。2時間半ほどの悪戦苦闘の過程で、髪を切るなら床屋に行くべきだ、と悟る。フェライニ(エバートン)からスタートして南海キャンディーズの山ちゃんの影がちらつくところまでいったが、最後には非人称・平凡・無難、どこにでもいそうなやつの髪型で落ち着く。毛を刈られたあとの羊のごとく、毛の抜け殻のようになる。風邪をひきませんように。