2009年を小説で振り返る。
文体のドライブ感と想像力の広がりが圧倒的だった。
- 作者: 真藤順丈
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: ハードカバー
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短編集。「Ωの聖餐」がとりわけ巧緻でグロテスクで絶佳。
- 作者: 平山夢明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/01/08
- メディア: 文庫
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漫画家志望だった作者さんの本領発揮でそれはそれはアニメ的なのだけど、アニメを飛び越して神話といってもいいぐらいの眩しさ。こんな嘘のつき方があるのかと感動した。
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
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これもまた具象を突き抜けて、父性の神話と化した稀有な例。読み終わると、いまさらながら、昭和はもう終わったんだな、と痛感する。
- 作者: 梁石日
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 梁石日
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/04/01
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若年性アルツハイマーについて。映画にもなったらしい。涙と笑いのさじ加減が絶妙。味をしめたか、近年、痴呆ネタが目立つような・・・。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/08
- メディア: 文庫
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ハードボイルド探偵もののパロディ。終盤、どこに着地するものか悩んだ感じだが、中盤まではとにかくよく笑った。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2002/10
- メディア: 文庫
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荻原浩が書いたミステリではたぶんいちばん。口コミがテーマ。プロッティングも仕掛けも見事だけど、おしゃべりだけを生身から切り離して人格化したような、女子高生のリアルさが印象的。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/02/28
- メディア: 文庫
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厭なヤツを書かせたら道尾秀介と双璧を成す歌野晶午。まず、ジョン・レノンにちなんだ命名のマテリアル感がたまらない。照音。これが嘘っぽく響かないゼロ年代のおぞましさ。
- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/05/01
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『鬼の跫音』にしても『向日葵の咲かない夏』にしても真っ暗な話ばかりの道尾さん。だけど、これはコン・ゲームの話なのでほどほどに明るい。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/23
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読書会をめぐる、ちょっとゴシックな雰囲気漂う短編集。素直な心をもっている私は、きちんと騙してもらえた。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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