昨晩U−21日韓戦を何となく見る。セットプレーとOGで1−1。韓国の前線からのプレスが強烈過ぎて、日本は全然ボールが回せない。しょうがないから、カレンロバートを電柱に見立ててひたすら蹴るも虚しく撥ね返されるのみ。中盤がずるずる後退し、前線が孤立する時間帯が長く続いた。せっかく攻めるチャンスが来ても、フォローが遅いからすぐに囲まれる。しかし、韓国も若さに任せた強引な攻めが多く、セットプレーぐらいしか入る気がしない。後半、疲れたのか守りに入ったのか分からないが、韓国は中盤を引き気味に設定し、カウンター型のサッカーを志向。ほとんど最終ラインに吸収されるほど押し込まれていた日本の中盤が高めの位置に復活し、中盤が作るスペースからチャンスが生まれる。韓国は前線のプレスがだんだん機能しなくなり、中盤より後ろで受け止める展開が多くなる。野洲高の乾と広島の前田の投入は、こうした展開に拍車をかける。特に前者は独特のリズムをもったドリブルやパスにかなり可能性を感じた。このレベルに慣れれば、上を目指せる選手でしょう。今はスーパーサブがいいところでしょうが。水野は確かにうまいのだが、自陣内での無理なドリブルから取られたりと判断ミスが度々ある。アピールしたいのはわかるが、それはゴール前で。どうでもいいが、カレンロバートは、あれをミートできないようではこの先が思いやられる。結果オーライだが。若いって素晴らしいなあ、と感じ入らずにはおれない、よく走るサッカー。
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/20
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