本たち

 もろもろ。大雨。例によって引き続きカレー。

 独立記念日関連の記事を探していたら、全然関係ないものにぶち当たる。あんまりハートを揺さぶられるものがなかったので、その関係ないものをば。M・C・ハマー→http://mchammer.blogspot.com/


権威と権力――いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 C-36)

権威と権力――いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 C-36)

 とってもよい頭の体操になる本。『対話篇』を模した精神科医と生徒の対話を通じて、「まとまりのない世の中」について考える。高校生の小論文対策用必読書リストの中にありそうな本。


戦後の思想空間 (ちくま新書)

戦後の思想空間 (ちくま新書)

 総論としてはとても証明できないような大きな話を展開。けれど各論のひとつひとつは、示唆に富む。著者の頭の中を割ってみたらこうなっているのか。こういうほやほやのお話の方が、ある種練りに練られた冷えたピザより旨いのも確か。戦前としての現代、ウルトラマンアメリカ、呆けた天皇、などなど。


生きものたちの部屋 (新潮文庫)

生きものたちの部屋 (新潮文庫)

 すでに読んだような読んでないような。神経質やなあ、この人。物語を風景から始めるというのは、この人の作品を思いかえすと、まあそうだろうな、と思う。大真面目なんだけど、ちょっと笑わせる、そんな緊張と弛緩の布置連関が心地よい。