U−20 日本vsナイジェリア

 すでに決勝トーナメント進出を決めている両チーム。ほとんど消化試合に位置づけられる試合。日本は梅崎や福元ら数人を除いてメンバーを入れ替えた。結果はスコアレスドロー。もっとも決定的な場面は数多く、特にナイジェリア守備陣のマーキングの杜撰さが目立ち(ほとんど逆サイドはフリーだったり、ちょっと縦に意識がいくと、横の動きについていけなかったり)、日本は少なくとも4度ほど決定機を作った。しかし、ハーフナーがことごとく外す。ボレーが苦手なのか何なのか。これではスタメンは無理だろう。他方、日本の守備陣はよく体を張って守った。ナイジェリアは時間帯によってはほとんど2バック3トップという恐ろしく攻撃的な布陣で攻め入ってきたが、対人プレーの強さとポジショニングの巧さで切り抜けた(中でもGK武田の落ち着いたポジショニングは特筆モノ。レギュラーGK林も似たタイプの選手)。個人的には、今大会切り札的存在となっている野洲高出身FW、セクシー・青木に可能性を感じる。球際に強いし、ボールを受けた瞬間にこれ以上攻撃が発展しないと見るや、ファウルをもらいにいくなど、状況判断も素晴らしい。海外から注目を集めるとしたら、梅崎かこのセクシー・青木に違いない。それから、この試合はお休みだったが、ストッパー・槙野の1対1の強さもよく目立つ。