一日パジャマ姿で過ごす。嫁が今晩飲み会なので、夕飯を準備する必要もなし。適当な時間に適当なものを食す。だらだら本を読み、だらだらネットサーフィン。美川憲一がうらやましい。おっ、佐藤が初代表か。久保とのコンビは面白そうだ。日本代表の場合、FWの旬を見逃してはならない(玉田を見よ)。W杯の時期に誰の調子がいいのか。悩ましい。
トラカレにリンクされていた上野千鶴子の講演、結構面白かった。ジェンダーって何?という人は、必見。
- 作者: ジョナサン・カラー,荒木映子,富山太佳夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/09/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 109回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
実際に文学作品を読んでいるとすぐに分かることであるが、作品はさまざまの部分とさまざまのレベルから出来ているのが普通であって、決してひとつの方法論で読み解けるものではない。[中略]いずれかひとつに依拠して作品の全体を読みこなせるものではないし、かりにそんなことをすれば、洞察よりも欠落点の多い、鋭いように見えて、その実単純な読みを生み出すだけで、またたくうちに紋切り型化してしまうだろう。[中略]文学の研究が基本的に雑学とならざるをえない所以である。(203-04)
なんて不幸な時代でしょう(笑)。「私、マーク・トウェインやってます」はいざ知らず、「私、新歴史主義者です」という立場表明も、なんにも保証してはくれない(後者は私の経験上一人しかいない)。深さよりも広さ。大変だけど、それが学問ってものなのでしょう。
関連して、ジョナサン・カラーは「文学理論」というカテゴリーを否定している(『文学理論』っていうタイトルではなかったか?)。理論は文学に限定できる代物ではないからだ。カラーは「理論」の要点を4つ挙げている。
学際性、メタ言語、批判力、自己再帰性の4つをもって、カラーは理論の特徴を示そうとしている。言われてみてナットク。でも、学問はなんでもそうなんじゃないか、とも思う。こういうことを言う人が増えて、文学もようやく健全になった、ということか。
それにしてもカラーはすごい。『ディコンストラクション』も凄かったし。頭がいい人って、こういう説明のできる人のことをいうのだろう。