家借りた方が安かったりして

 昼頃、豚丼を食べて、出立。いろいろお世話になりました。来月またお世話になるかもしれませんが。えっと、9月以降の3ヶ月で片手に迫る勢いですな。申し訳ないです。
 新幹線で帰宅。車中、スポーツ新聞で「天皇賞」についてああでもないこうでもない。帰って結果を見たら、大ハズレでした。2着の馬知らんぞ。
 晩は嫁の天ぷら(予定)。
 「からくりテレビ」でセイン・カミュを目撃。もの凄い激ヤセぶりにドンビキ。心なしか元気なさそう。命に関わる病気でも患っているのではないか。


どうにもとまらない歌謡曲?七〇年代のジェンダー

どうにもとまらない歌謡曲?七〇年代のジェンダー

 前から気にはなっていたのだけども、なかなか触手が伸びず読む機会を逸してきた著書。先輩のお宅で発見し、こそこそ読了。70年代を世の潮流がクロスする場として捉え、様々なクロスを歌謡曲の歌詞/歌詩の中に読んでいく、というお仕事。アメリカのボーダーに関するお仕事同様、クロスというのはほとんど著者特有のキーワード。今回も読みのスリルをたっぷり味わえます。と同時に、歌詞/歌詩を読んでいく作業というのはかなりの離れ業が必要なようです。腕が命です。GCP(ジェンダー・クロス・パフォーマンス)の辺りが特に面白かったような(もう忘れかかってます)。ああ、あと具体性を離れ抽象化していく象徴としての母と子との距離感だとか。いずれにしても、著者の歌謡曲への愛をひたすらに感じる一冊となっております。