昼前に起床。村上ファンドのトップと阪神電鉄のトップが会談するという。大した進展はないだろうに、随分な騒ぎようだ。「とっちゃんぼうや」みたいなおっさん追っかけまわして何が面白いのか。「2時ワク」でそのまんま東がやたらと大阪を持ち上げているのが気になる。だいたい、おまえ宮崎出身だろ。面汚し。いや、ただ禿げ散らかっとるだけか。
- 作者: アラン・ブルーム,Allan Bloom,菅野盾樹
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1988/12/08
- メディア: 単行本
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年輩の大学人の中にも常に時勢を伺い、自分の態度や研究の内容に修正を加えようとする偉大な先輩は多い。ギリシャ哲学という大昔の哲学が今も生き続けているのは、時勢の中で古い学問体系を常に刷新する勇気を持った学者の所作だ。これはご都合主義では決してない。ルイ・アルチュセールはこれを「認識論的切断」と呼んだ。アルチュセールはマルクスの主張を極端に単純化したマルクス主義が横行する状況が許せず、マルクスに立ちかえった。しかし、彼はマルクスという過去の遺物を復活させたのではない。マルクスの主張の中で使えるものと使えないものを弁別し、長所を生かし、短所を補う新しいマルクスの姿を衆目に提示したのだ。アルチュセールはマルクス哲学にアクチュアリティを取り戻した。同じことはフロイトを読みなおしたラカンにもいえるし、レイモンド・ウィリアムスの批評を最大限生かして「対位法的読解」を提唱したサイードにもいえる。サイードは、理論は旅をする、といった。時間や空間を異にすれば、理論もまた必然的に姿を変える。「変化」を恐れないこと。それこそ真の大学人であり、学者ではないか。(ブルームの与太話からなんでこうなったのかよくわからないが、ブルームの本も真面目に笑える面白い本なので、推奨。)