CL準々決勝、チェルシーvsヴァレンシア。1−1。総じてチェルシーがやや押し気味に進行するも、ポストを叩いたり、少しタイミングが合わなかったりでゴールまでは至らない。逆に両サイドを中心として再三鮮やかなパス回しからチャンスを演出していたヴァレンシアが、シウバのスーパーミドルで先制。後半に入るとチェルシーが押しまくる展開に。ドログバアジャラのこぼしたボールをそのままヘッドで叩き込み同点。なおも一気呵成に攻めに出るが、とうとう決勝点は奪えずドローに。チェルシーとしてはできればホームで勝っておきたかっただろうが、シウバのミドルは防ぎようがなかったので、負けなかっただけでもよかったというところか。最近好調のシェフチェンコは、だいぶ周囲と呼吸が合うようになり、チャンスに絡むようになってきた。終了間際のオーバヘッドを見る限り、最早心配無用。しかし、バラックは相変わらず無難なパスが多く、あまり貢献している感じはない。チーム最高年棒(15億)の働きではない。エッシェンロッベンがいない今、駒は限られている。ジョー・コールが帰ってきたのは大きいが、まだまだ試運転といった感じ。カルーに期待。一方のヴァレンシアは目論みどおりの展開といえるのではないか。怖さはないが、安定してボールを回せるし、守備陣も信頼できる。2トップは共に曲者。ホームで同様のパフォーマンスができるかどうか。